シートカバーを付けたまま車検に通る?難燃証明書は本当に必要なのか
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シートカバーを買おうとして調べていると、こういう記述に行き当たります。「難燃性の証明書がないと車検に通りません」。一方で、付けたまま何年も車検を通している人もたくさんいます。どちらが正しいのでしょうか。
先に結論
- 運輸支局の検査ラインで、シートカバーの難燃性を問われることは通常ありません
- ただしディーラーや民間の指定工場は、自社の判断で証明書を求めることがあります
- だから答えは「どこで車検を受けるか」で変わります
- やることは一つ。予約の電話のときに聞いておく
なぜ話が食い違うのか
保安基準に「内装材料の難燃性」の基準はあります
国土交通省の「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」には、内装材料の難燃性に関する技術基準(別添27)が定められています。ここだけを読むと、シートまわりの布には難燃性が必要に見えます。
でも、それは「車が作られたときの内装材」の話です
この基準が想定しているのは、車両が製造されるときに使われる内装材料です。あとからかぶせるシートカバーは、取り外せる一時的な覆いという整理になります。
実際、シートカバーメーカーに問い合わせた人の記録では、運輸支局の見解として「シートカバーは一時的な覆いであり、証明が必要になるのはシート本体を交換した場合」という趣旨の回答が紹介されています。シート本体を社外品に載せ替えるのは別の話だ、ということです。
それでも証明書を求める工場がある理由
民間の指定工場やディーラーは、自分たちの責任で「基準に適合している」と判断して車検を通します。だから、判断が分かれるグレーな部分については慎重な運用をとる店があります。愛知トヨタのように、難燃性の証明を用意するよう案内している販売店もあります。
店ごとに方針が違うので、ネットの体験談が食い違うのは当然なのです。
どこで受けるかで、こう変わります
| 受け方 | シートカバーの扱い |
|---|---|
| ユーザー車検(運輸支局に自分で持ち込む) | まず問われません |
| 民間の指定工場・車検専門店 | 店の方針によります |
| ディーラー | 証明書を求められることがあります |
当日あわてないために、電話で1つ聞くだけ
車検を予約するときに、こう聞いてください。
「シートカバーを付けたままで大丈夫ですか。難燃性の証明書は必要ですか」
必要と言われた場合の選択肢は2つです。
- メーカーに証明書を請求する — 難燃性の試験成績書を発行している、あるいはサイトで公開しているメーカーがあります
- 外して持ち込む — 取り外せるタイプなら、これが一番早くて確実です
入庫してから外すことになると、工賃を取られたり、外すときにカバーが傷んだりします。先に聞いておくのが結局いちばん安く済みます。
難燃性より、こちらのほうが実害があります
シートカバーで本当に指摘されやすいのは、次の3つです。
1. シートベルトがカバーの外に出ている
カバーにはシートベルト用のスリット(切れ込み)が用意されています。ここを通し忘れると、ベルトがカバーの上を通ってしまい、正しく体を押さえられません。バックルが差せなくなることもあります。取り付けたら必ず、実際に締めて確認してください。
2. ヘッドレストが正しく付いていない
ヘッドレスト(頭部後傾抑止装置)は保安基準で装備が求められています。2012年6月30日以前の車は運転席、2012年7月1日以降の車は運転席と助手席が対象です(後席には規定がありません)。カバーの取り付けで一度外したら、確実に戻してください。
3. サイドエアバッグを塞いでいる
これは車検の問題である以前に、安全そのものの問題です。詳しくはシートカバーはサイドエアバッグ付きの席に使っていい?にまとめています。
当店の商品についてお伝えしておくこと
当店で扱っている汎用シートカバーには、難燃性の試験成績書は付属しません。海外の提携倉庫から仕入れている汎用品のため、日本の公的機関での試験成績書を用意できていないのが実情です。
一方で、かぶせてフックで留めるだけの構造なので、工具なしで外せます。証明書を求められる工場に出す場合は、外して持ち込んでいただくのが確実です。この点を隠しても、車検の当日に困るのはお客様なので、先にお伝えしておきます。
※ 海外の提携倉庫から直送しているため、お届けまでに5〜10営業日いただきます。
※ 車検の判断は検査を行う事業者によって異なります。最終的な取り扱いは、実際に依頼される工場・ディーラーの案内に従ってください。
